新しい内容は、原形不定詞くらいでしょうか。
文法自体はそれくらいですが、語形変化などを中心に単語も教科書改訂に伴い難しくなっている感じですね。
長文、会話と共に環境についてやスマートフォンについてなど、タイムリーな内容となっておりましたので、読みやすさを感じたかと思います。
英作文については、定番の型を押さえている人や表現力が豊富な人にとっては難なくクリアーできたと思いますが、その場で考えてしまった生徒は少し苦戦したかもしれませんね。
とりわけ難易度が上がったというわけではなりませんが、単語・熟語で苦戦している人にとっては少し読みづらかったかもしれませんが、全体と難易度としては例年並みといった印象です。
【来年度の受験生へ】
教科書改訂の1年目の受検ということもあり、控えめな難易度だったのかなと考えております。
次年度は、今回盛り込まれなかった文法などの入ってくるのではないかなと思います。
加えて、教科書の単語の難化でより難しい文章、自由な表現能力が求められると思います。
本文の読解や英作のパートは入念にチェックしていきましょう!!
特に大きな変動はなく、例年通りの難易度にかなと思います。
ただ、大問3、5においての資料が若干細かく、解き辛さを感じたかもしれません。
大問3の日本地理は自分の持っている知識を出せるだけ出して、表の分析。
大問5はデータを適切に理解し、処理をする。
そんなことが求められた問題でしね。
詰め込んだ知識を絞り出すこと以上に、その場の判断力が求められたかなと思います。
地理や公民分野においては、以前の知識もさることながら、現在の国、世界の状況を問う内容も多かったですね。
歴史分野の現代史(第二次世界大戦以降)と地理、公民を絡めて理解することが求められたのではないでしょうか。
【来年度の受験生へ】
上記の通り、歴史、地理と科目を分けて理解する部分もあるのですが、関連付けることも必要です。
Aグループ同様、見たことのないデータに触れることは多々あると思いますが、そこでの対応がしっかりできるかが大切となってくるので、データ関連はしっかりチェックしましょう!!
社会科が苦手だなという生徒は、3年間の合本の教材などを使い、「これ4月にやった内容だ」とか「○○ページの辺でなかったけ?」みたいな感じでもいいかなと思います。
知識を断片的に入れるのをなるべく避けて、継続的に知識にしていくといいでしょう!!
今回も見たことあるという問題が多かったですね。
図や実験形式は一度は目にしたことがあるものがほとんどじゃないでしょうか。
対照実験は予想通りでましたが、光合成の実験で「紙」が出たのは少しビックリした人もいたのではないでしょうか。
実験結果が丁寧に記載されていたので、「何もなし」と「アルミ箔」の中間のものだと予想はついたかと思います。
今回の山は大問4の物理単元かと思います。動滑車2つ使用した問題にバネが絡んでいるので、時間を要した人も多かったのでは?
あとは実際解いてみて、大問1の(1)から計算が出てくるのは心理的に嫌でしたね。
初っ端で転びたくない、でも時間を無駄にしたくないって考えたんじゃないかと思います。
「ヤバい!」というワードが過り、大問3辺りで本来の呼吸に戻ってきたという感じでしょうか。
物理が数字が大問を通じて関連するので、そこで得点できたかどうかのみかなと思います。
他では正当率は高めとなるので、平均点もそれなりのところかなと思います。
【来年度の受験生へ】
マークシート試験になることから、問題形式が異なるものの、それでも理解するという根っこの部分は変わりませんし、そこを求めた試験になるだろうと思います。
今回みたく、出題者も「こう間違えるだろう!!」という想像の下、選択肢を提示してくると考えられます。
あいまいな理解では得点しにくくなるのは予想がつきますし、「勘が当たった」という取り組み方では、
ライバルが勘が当たり、自分が外れて逆転されていまうということは大いにあると思います。
月並みはアドバイスですが、これからは語句などを覚えることが勉強ではなく、覚えた前提での勉強が大切になってくるのではないかなと思います。
これまでやれなかったことを1つでも多く、自分の勉強内容に入れてみましょう!!
中盤の関数をいかに速く解けるかで明暗を分けたかなと思います。
今回も見たことがあるという問題を多かったものの、部分部分で考えさせられる問題がありましたね。
難易度でいうと例年並み、若干易化したようにも見えますが、、上位校志望の子も満点が取りにくいのもあり、
各得点層にギュッと人数が詰まるのかなという印象です。
どちらかと言えば得点するということよりもミスをしないということがより求められた試験となりました。
【来年度の受験生へ】
Aグループ同様、「要するに~」という考え方がより求められておりました。
学校、塾などで日頃からどう取り組むのかは本当に大切だと感じさせられました。
受検が1回となるため、メイン単元を押さえつつも、上記の思考問題をにもしっかりと取り組む必要があります。
特にヒストグラムなんかは、理解の方がより求められるため、 苦手な生徒は放置してしまう傾向にあります。
なかなかペンが進まない生徒は、塾をうまく使ってください。
受験期には授業でも積極的に取り組んでいきたいと考えております。
ただ、思考問題に入る前の、代表値である、最頻値、中央値、平均値の基本的な求め方はもちろんしっかり
土台を築いたうえで臨んでほしいなと思います。